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平沢 篤展

坂本俊人 坂本瀧山
 伊賀の長い伝統を踏まえ、親子二代にわたる作家活動は、阪神百貨店や、京王デパートでの発表を軸に50年以上も続いています。この一事をもってしても坂本先生父子の力量、愛好者の層の厚さが推察できるかと思います。父・瀧山先生は昨年他界されました。その遺作展も兼ねての今回の展覧会です。
 世界の陶芸の中で、日本の陶芸は最も高いレベルにあります。これは作家を支える展覧会が画廊やデパートなどで盛んに行われることと、鑑賞者の目の厳しさとが相まって、陶芸の発展にとって理想的な環境を作っているからだと思われます。
 伊賀の土は磁器に匹敵する高温に耐えうる強さを持つことで知られています。その強い土がわび・さびの原点となる沓型を生み出し、茶陶の分野でも伊賀は揺るぎない位置を占めています。
 一家に一点、風格のある使い心地のいい伊賀をお楽しみください。
増賀睦朗


[ 坂本俊人 略歴 ]
1960年 三重県伊賀市(旧上野市)に生まれる
1983年 大学卒業後、伊賀西山窯、父瀧山のもとに帰り三代目を継ぐ
1984年 三重県上野三軒家の新歓嗣氏に師事
1988年 東京 有楽町・オーハシホールにて個展
1991年 三重 津松菱百貨店にて父子展
1992年 大阪 ギャラリー安土にて個展
1993年 福島 大黒屋にて個展
1994年 仙台 三越百貨店にて個展
1995年 長野 ギャラリー除庵にて個展
1996年 東京 新宿京王百貨店にて坂本瀧山展に出品 以降毎年出品
2006年 再興伊賀織部茶碗を発表(尚、新作茶碗に臨済宗大本山相国寺菅長有馬頼底大老師様より「伊賀織部飛釉」の命名をいただく)
    東京 京王百貨店にて父子作陶展 以降毎年出品
2010年 第4回現代茶陶展入選
2011年 大阪 阪神百貨店にて個展
2012年 東京 京王百貨店にて個展
 
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