100*200cm untitled
猪熊展を企画する度に、彼は新しい何かを見つけ出していることに気づかされる。その新しい何かを自分の手の内にするまでの言葉を絶する悶絶、格闘があったであろうことは彼の言動からも容易に察することが出来る。その苦闘の末にここに表された世界は、実に爽やかな今までとは違った世界である。
まさに彼は日々新を体現している。それはピュアな心の持主に与えられた天の恵みのような気がする。
増賀睦朗